4・05『ベースコーチ』 (a)攻撃側チームは攻撃期間中、2人のベースコーチを1人は1塁近く、1人は3塁近くを所定の位置につかせなければならない。 (b)ベースコーチは各チーム特に指定された2人に限られ、次のことを守らなければならない。 (1)そのチームのユニフォームを着ること。 (2)常にコーチスボックス内に留まること。 「ペナルティ」審判員は本項に違犯した者を試合から除き、競技場から退かせる。 「原注」ここ数年ほとんどのコーチが片足をコーチスボックスの外に出したり、ラインをまたいで立ったり、コーチスボックスのラインの外側に僅かに出ていることは、ありふれたことになっているが、相手チームの監督が異議を申し出ない限り、コーチスボックスの外に出ているものとはみなされない。しかし、相手チーム監督の異議申し出があったら審判員は規則を厳しく適用し、両チームのコーチがすべて常にコーチスボックス内にとどまることを要求しなければならない。コーチがプレーヤーに「滑れ」「進め」「戻れ」とシグナルを送るためにコーチスボックスを離れて、自分の受け持ちのベースで指図することもありふれたことになっている。このような行為はプレイを妨げない限り許される。 「注1」監督が指定されたコーチに代わって、ベースコーチとなることは差し支えない。 「注2」アマチュア野球では、ベースコーチを必ずしも特定の2人に限る必要はない。 「注3」コーチがプレイの妨げにならない範囲でコーチスボックスを離れて指図することは許されるが、例えば3塁コーチが本塁付近にまで来て得点しようとするランナーに対して「滑れ」とシグナルを送るようなことは許されない。 |