3・16『観衆の妨害』
 打球または送球に対して観衆の妨害があったときは妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる。
「付記」観衆が飛球を捕らえようとする野手を明らかに妨害した場合には、審判員はバッターに対してアウトを宣告する。
「原注」打球または送球がスタンドに入って観衆に触れたら、たとえ競技場内にはね返ってきてもボールデッドとなる場合と、観衆が競技場内に入ったり境界線から乗り出すか、その下または間をくぐりぬけてインプレイのボールに触れるか、あるいはプレーヤーに触れたりその他の方法で妨げた場合とは事情が異なる。後者の場合は故意の妨害として取り扱われる。バッターとランナーは、その妨害がなかったら競技はどのような状態になったかと審判員が判断した場所に置かれる。野手がフェンス、手すり、ロープから乗り出したり、スタンドの中へ手をさし伸べて捕球するのを妨げられても妨害とは認められない。野手は危険を承知でプレイしている。しかし、観衆が競技場内に入ったり、身体を競技場の方へ乗り出して野手の捕球を明らかに妨害した場合には、バッターは観衆の妨害によってアウトが宣告される。
例:1死ランナー3塁、バッターが外野深く飛球(フェアかファウルかを問わない)を打った。それを捕球しようとする外野手を明らかに妨害した。審判員は観衆の妨害によるアウトを宣告した。その宣告と同時にボールデッドとなり、審判員は打球が深かったので妨害されずに野手が捕球しても捕球後3塁ランナーは得点できたと判断して、3塁ランナーの得点を認める。本塁からの距離が近いほんの浅いフライに対しては妨害があってもこのような処置をとるべきではない。